「金ハイ」藤村スペシャルと、それによく合う創作料理をいただきます! ③

【簡単おつまみレシピ】を連載中の料理家・藤村公洋さんは、定期的にBarに立つ現役バーテンダーでもあります。そこで今回、『田苑 金ラベル』の炭酸割り「金ハイ」を藤村流にアレンジしてもらおうということになりました。もちろんそれによく合う料理もいっしょに考えていただきます。さてさて、どんな「金ハイ」と創作料理が誕生するのでしょうか!

 

今回レポートするのは、『トルネード金ハイ』『スパイシージンジャー金ハイ』に続く3杯目の金ハイ藤村スペシャル。藤村さんが大きなバッグから取り出したのは、ラベルにカタカナの縦書きで大きく『ハイサワー』と書かれたボトルでした。

ご存じの方も多いと思いますが、『ハイサワー』は炭酸水に果汁が入った酒用の割り材です。代表的な『ハイサワーレモン』は発売から約40年という超ロングセラー製品で、居酒屋で定番人気のレモンサワーほかサワーと名のつくすべてのアルコールドリンクの元祖ともいえる存在なのです。

 

メーカーのHPを見ると、この『ハイサワーレモン』、原料にはイタリア・シチリア産のレモンを使っているそうで、生産農家も特定できる安全で安心なレモンなんだとか。しかもその最もおいしいところ30%だけを搾汁しているといいます。というわけで『ハイサワーレモン』とのコラボから生まれた「金ハイ」藤村スペシャルは、こちら!

 

 

ハイサワー金ハイ

 

〈作り方〉
①ロンググラスに氷を入れ、金ラベル(1/4)を注ぐ。
②ハイサワーレモン(3/4)で満たし、軽くステア。
③カットレモンを搾り、そのままグラスの中へ。

 

通常『ハイサワー』は、原料に由来する風味がない酒、たとえば甲類焼酎やウォッカなどの割り材として使われることが多いのですが、麦の味わいや樽貯蔵による香りが特長の『田苑 金ラベル』をベースにすると、どんな味わいが生まれるのでしょうか?!

 

「バーボンウイスキーをベースにしたカクテル、ウイスキーフィズのような趣きで、飲み飽きしないスタンダードな味わいです」と藤村さん。

 

確かにウイスキーカクテルとしてはスタンダードかも知れませんが、レモンサワーとしては、これまでに飲んだことのない新しいおいしさです。居酒屋のレモンサワーや缶チューハイよりも味わいに深みがあって、ハイボールのようなかすかな苦みも感じられて、『ハイサワー金ハイ』は、ちょっと大人のレモンサワーでした。

 

そして、『ハイサワー金ハイ』に合わせて藤村さんが創作した料理が登場!

 

 

<料理1>

鶏からのヨーグルトソース

「レモンサワーやハイボールには、やっぱ唐揚げでしょ!ということで、鉄板おつまみをアレンジしてみました」と藤村さん。低脂肪・低カロリーな鶏の胸肉を使い、酸味のあるヨーグルトソースをつけていただきます。タルタルソースほどくどくなく、ヨーグルトの酸味がレモンサワーにぴったり。細かく刻んだ玉ネギやキュウリもシャキシャキと爽やかです。

 

〈作り方〉
①しょうゆ・酒・おろし生姜を合わせ、鶏胸肉を漬け込む。
②卵を絡めてから、小麦粉→片栗粉の順に衣づけ。
③160〜170℃の油で揚げ、食べやすい大きさに切り分ける。
④ヨーグルトソースをかける。

〈ヨーグルトソースの作り方〉
①ざるにペーパータオルを敷いてヨーグルトを入れ、冷蔵庫で一晩水を切る。
②水切りしたヨーグルトに塩、オリーブオイル、みじん切りの玉ネギとキュウリを加える。

 

 

<料理2>

冷製にら玉

2品目は、インパクト強烈な冷製にら玉。にら玉というと、中華風の炒め物やにら入りの卵焼きみたいなのを想像しますが、確かにこれもにらと卵です。「冷たい前菜として、簡単でおいしいですよ。卵のディップでにらを食べてる感じです」と藤村さん。

 

〈作り方〉
①にらを茹でて水分を切り、2〜3cmの長さに切る。
②器ににらを入れ、卵を割って黄身だけを乗せる。
③しょうゆをかけて、かき混ぜて食べる。お好みでゴマ油も。

 

それにしてもこのこんもりと盛り上がった黄身が見事で、何か下ごしらえがしてあるのかとたずねましたが、普通にスーパーで買ってきたものを割っただけといいます。新鮮な卵は黄身に張りがあってつぶれにくいのでしょう。

 

以上、3回にわたって「金ハイ」藤村スペシャルとそれによく合う料理をレポートしてきました。試してみたい飲み方や料理、ありましたか? 藤村さんの料理は、当サイトの【簡単おつまみレシピ】でもたくさんごらんいただけます。

 

 


藤村公洋(ふじむら きみひろ / Kimihiro Fujimura)
料理家であり、バーテンダーとしてBarにも立つ。レシピ本や映像作品のフードコーディネートなど幅広く活動。著書に、自身が病気になったときの体験をもとにしたレシピ集『病気になったバーテンダーの罪ほろぼしレシピ』(講談社)があり、現在は月刊誌『俳句四季』(東京四季出版)にて、俳句のつまみを好評連載中。
藤村公洋Twitter
https://twilog.org/kurosuguri43