日本唐揚協会認定カラアゲニストに聞く、唐揚げの極意と唐揚げに合う酒

子どもも大人も、みんな大好きな唐揚げ。アツアツをハフハフしながらほおばれば、うまみがジュワーっと口いっぱいに広がって、あの幸せ感ったらたまりませんよね!想像しただけでもよだれが出てきそうなのですが、今日は、そんな唐揚げの魅力について、カラアゲニストの谷口氏にお話をうかがいます。

 

あのう、失礼ですが、カラアゲニストというのは…?
カラアゲニストは、日本唐揚協会が実施する唐揚検定試験に合格した者だけに認定される唐揚げのスペシャリストです。

 

日本唐揚協会というのは…?
日本唐揚協会は、唐揚げが好きで、唐揚げを食べると幸せになれる人々によって組織された団体です。『ニッポンの唐揚げが世界を変える』というスローガンを掲げ、唐揚げを通じて世界中の人々を幸せにし、世界平和を目指しております。

 

せ・か・い・平和ですか…?
当協会のWEBサイトにある会長の挨拶を引用しますと、
「唐揚げを食べている人は、自然と笑顔になり、怒ったり争ったりすることはありません。これが、もし世界で同時に人類が唐揚げを食べたとしたらどんなことが起こるでしょうか?そうです。世界中が笑顔に包まれ、一瞬だけかもしれませんが、争いの無い、戦争の無い、平和な世界が訪れるのではないでしょうか?」。

 

じつに壮大なテーマですね!カラアゲニストさんは、ふだん、どんなことをされるのですか?
まず、唐揚げについての見識を深め、多くの唐揚げを食べる上での指針を内に修めなければなりません。その上で毎日1唐揚げを目標に、できる限りたくさんの唐揚げを食べ歩き、味わいを評価し、そのおいしさを多くの人々に伝える努力をしています。

 

唐揚げって、とても庶民的な料理ですよね?
はい、その通りです。唐揚げというと、一般的には鶏の唐揚げを思う方が多いでしょうが、鶏肉だけではありません。豚肉やタコもおいしいし、カレイなどの魚も二度揚げにすることで骨やヒレまでパリパリおいしくいただけます。

 

唐揚げって、いつ頃からあるのでしょう?
中国から唐揚げが伝来したのは江戸時代初期ですが、それはまったく違う食べもので、現代のような唐揚げは日本で独自に発展しました。唐揚げが外食メニューに登場したのは1932年頃で、銀座にあった鶏料理専門店の料理長が考案したとされています。

唐揚げが一般の食卓に見られるようになったのは、ここ30〜40年のことです。その中でも多くの養鶏場があった大分県北部では、特に唐揚げを愛する文化が根づき、大分県中津市は市内に60店以上の唐揚げ専門店が並び、鶏の唐揚げの「聖地」として全国の唐揚げファンから支持されています。

 


唐揚げを上手に揚げる極意はなんですか?
唐揚げをカラッと揚げるには、衣の存在が大きいです。つい唐揚げ粉って言いたくなりますが、そうではありません。唐揚げに使われる粉は、小麦粉と片栗粉です。小麦粉だけで揚げると、しっとりやわらかいものになります。カリッと揚げるには片栗粉が必要なのですが、片栗粉だけではゴツゴツした感じになってしまい、小麦粉→片栗粉の順に両方を薄くつけるのがベストだと私は思います。

 

唐揚検定試験では、どんな問題が出るのですか?
唐揚げの定義や調理法、各地の個性的な唐揚げのことなどが出題されますが、おもしろいところでは唐揚げを食べるときのマナーなんかも出ました。たとえば、レモンをどう扱うか?とか、数人で食べていて最後に残った1個はどうすべきか?とか。

 

ハハハ…、で、正解は?
それは教えられません。ぜひ、ご自身でチャレンジしてみてください。

 

唐揚げに合うのは、どんなお酒でしょう?
やはり炭酸系ですね。ビール、レモンサワー、ハイボール…。唐揚げにレモンを絞らないなら柑橘系のサワーもありだけど、レモンを絞るならホロ苦くてちょっぴり甘みもあるハイボールの方が合うでしょうね。

じつは、田苑に『から揚げ専用焼酎』というのがありまして。
炭酸割りで、ちょっと飲んでみてください。

う〜ん、これは、いいですね。ハイボールのような苦味と、芋でしょうか、その甘みがシュワシュワーと広がって、口の中がさっぱりします。唐揚げにベストマッチです!これならひとくち飲むごとに仕切り直しができるので、唐揚げを何個でも食べられますね。笑

 

冷凍レモンを加えています。
レモンがたっぷり入ってるとインパクトもあって、ますます爽やかですね。

唐揚げが大好きな田苑酒造の製造のホープが、唐揚げを食べるときに飲みたい焼酎をつくりました。芋焼酎を樽貯蔵した、ビターでほんのり甘い風味が唐揚げの旨味を引き立たせ、こってりした唐揚げもさっぱりと食べられます。炭酸割りにして、凍らせたレモンを加えるのがおすすめです。

詳しくはこちらから >

<参照>日本唐揚協会
http://karaage.ne.jp