琥珀色の芋焼酎『田苑 エンヴェレシーダ』が発売され、エッ!芋焼酎なのに樽に貯蔵されてるの?!と驚いたのが2018年の秋。それから2年あまりの間に、『田苑 エンヴェレシーダ』は国内外のいろんな場面で話題をさらってきた。

 

まずは2019年5月、世界トップクラスの蒸留酒鑑評会「ロサンゼルス・インターナショナル・スピリッツ・コンペティション 2019」でゴールドメダルを受賞。翌6月に開催されたG20大阪サミットでは、提供された焼酎30銘柄の1つに選ばれた。そして、今年7月に結果発表された「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション 2020」では、焼酎部門で最高金賞を受賞したのだ。

『田苑 エンヴェレシーダ』とは、どういう焼酎なのか。ちょっと、おさらい。いちばんの特長は、ウイスキーの貯蔵に使われるのと同じオーク樽で貯蔵熟成されていることだ。『田苑 金ラベル』や『田苑 ゴールド』のように、麦焼酎では樽貯蔵された製品が、本格焼酎の1つのジャンルとして定着している。しかし、芋焼酎で樽貯蔵というのは、ほとんどなかった。芋×樽はどちらも個性が強く、風味のバランスが難しい。そういう世界から誕生したのが、この『田苑 エンヴェレシーダ』であった。

 

みなさんご存じのように、田苑酒造は日本ではじめて樽貯蔵麦焼酎を開発した、いってみれば樽貯蔵のパイオニア。なので、「ウチがやらなくて、どこがやる」と意地でも完成させたかったと聞いた。でも、発売までには18年もの歳月を要している。

 

失敗に失敗を重ね、原料芋をゼロから考え直したという。
「麦焼酎や米焼酎とブレンドしたら樽との相性がよくなるとわかってたのですが、鹿児島の蔵元として、どうしても芋焼酎100%でやりたかったんです」と杜氏・松下氏。

ブレンドのチェックをしている杜氏・松下氏

 

樽をゆりかごに眠った長い時間のなかで得た琥珀色の輝き。3年以上貯蔵した原酒だけを使用したその味わいは、まろやかで、ビターな甘みが口中に広がって、深く余韻を残す。これまでのどんな芋焼酎とも、どんな樽貯蔵酒とも違う。

 

中身だけでなく、そのラベルデザインもユニークで、これまでの焼酎とは一線を画している。モダンなカフェやダイニングバーのテーブルにあっても、ぜんぜん違和感ないだろう。実際、ブラックタイのバーテンダーがいるようなバーにも『田苑 エンヴェレシーダ』をラインナップしている店がある。

 

茅ヶ崎『BAR BREEZE』のオーナーバーテンダー松風氏によると「ラベルを見て、それ何?って聞かれます」「ふだんウイスキーを飲まれるお客様にも好評ですよ」とのことだ。

 

そしてこの秋、『田苑 エンヴェレシーダ』に兄貴分ともいうべき新製品が加わった。既存製品のアルコール度数が25%なのに対し、このたび登場したのはアルコール度数40%だ。世界の蒸留酒を見ると、ウイスキーもジンもラムもだいたい40%前後の製品が多い一方、日本の蒸留酒である焼酎は25%のものが多い。しかし本格焼酎の定義はアルコール度数45%以下と決められているので、40%であっても本格焼酎には変わりない。

音楽仕込み、全量三年貯蔵は同じ。ラベルデザインも25%製品と同一だが、白地だったのが真紅に染まり、グレード感がアップした。一枚板のカウンターを備えたオーセンティックなバーのバックバーに並べられても、しっくりなじみそうな風格がある。

 

キャップを開けて鼻を近づけると、熟れた果物のような甘い香りが立ち昇ってきた。これは一般的な芋焼酎の甘い香りとはまるで違う。これが、オーク樽に貯蔵されたことによって得た風味なのだろう。25%製品に比べて、より一層その風味が濃く感じられる。

口に含むと、さすがに40%らしいアルコール感がある。ふだんウイスキーも飲むことがある方で、25%ではちょっと物足りないと感じていた方も、これなら納得だ。飲み下したあとも、口の中に濃厚な甘さが余韻として残る。ストレートで味見したあとは、オン・ザ・ロック、水割りで飲んでみた。どの飲み方でも本来の味わいがしっかり楽しめる。

 

オススメの飲み方は、やはりオン・ザ・ロック。グラスに大きめの氷、できれば丸氷をごろりと入れて、『田苑 エンヴェレシーダ』を注ぐ。琥珀の液体の中を溶けた氷がもわもわと漂う様子を眺めながら味わいたい。バーで飲むのもいいけれど、自宅でバー気分を楽しむのもいい。部屋の隅で薪ストーブの火がチロチロと揺れてたりしたら、もう最高だ。

 

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