深いリラックスを味わう アールグレイ×エンヴェレシーダのマリアージュ

田苑酒造のある鹿児島県はお茶の産地としても知られ、緑茶のみならず、紅茶の生産も盛んです。「焼酎を緑茶で割った緑茶割りはよく知られているけれど、果たして、紅茶との相性は?」そんな疑問を解決するべく、茶所の知覧町で「Tea Room ブルームスベリー」を経営し、ティーインストラクターの資格を持つ田中京子さんにお話を伺いました。

 

 

紅茶の専門家が絶賛!「田苑エンヴェレシーダ」のちょい足し

紅茶にジャムとウォッカを入れたロシアの「ロシアンティー」、フランスのボルドー地方で親しまれている紅茶に赤ワインを入れた「ラクレットティー」など、世界各国でいろいろな楽しみ方をされている紅茶ですが、専門家である田中京子さんからみて、日本のお酒、焼酎と紅茶の相性はいかがでしょうか?

 

「残念ながら、基本的には合わない、と考えていただいたほうがいいと思います。味わい以前の問題で、紅茶も焼酎も香りの主張が強いものが多く、合わせることでお互いのいいところを消しあってしまうんですね。

 

紅茶の命は、香りです。皆さん、紅茶を飲むとリラックスしますよね? それは、湯気とともに立ち上る香気成分にリラックス効果があるからなんです。紅茶の香りを嗅いだ瞬間、脳の波形がリラックスモードになることが実験でも証明されているほどで、私たちは何よりも紅茶の香りを大切にしています。

 

だから、たとえちょい足しであっても、紅茶と焼酎は何を組み合わせても合わないだろうと、私もほんの少し前までそう思っていました」

 

そんな田中さんの考えを一変させたのが、「田苑エンヴェレシーダ」でした。

「今回、お話をいただいてエンヴェレシーダを取り寄せてみましたが、私の知っている焼酎とはまったく違う、フルーティな香りにまず驚きました。これならば、紅茶に入れてみようと考えるのも納得です。

 

エンヴェレシーダと合わせる紅茶は、味わいにクセがなく、香り同士がケンカをしないアールグレイをおすすめしたいと思います。

 

アールグレイというのは、OPサイズ(7〜11ミリの大型)の茶葉に、ベルガモットの香りを後からつけた紅茶で、柑橘系の爽やかな香りが特徴です。一般的にも入手しやすいですよね。

 

とにかく、だまされたと思って、アールグレイにエンヴェレシーダを2、3滴垂らしてみてください。互いの香りが混ざり合い、驚くほど芳醇で深みのある香りとなって立ち上ります。

 

焼酎のアルコール成分と一緒に香りが飛ぶので、紅茶だけでいただくよりも数倍早く香りが鼻に届き、体の力が抜けるような贅沢なリラックスを味わうことができますよ」

まずは紅茶をひと口、その後、エンヴェレシーダを数滴垂らしてひと口。香りの違いを楽しみながらいただくのがおすすめだそう。

 

「紅茶は時の流れを楽しむものですから、茶葉をポットに入れて熱湯を注ぎ、蒸らしてからカップに注いだら、ひと口お口にふくみ、まずは淹れたての紅茶を味わいます。その後、紅茶がまだ熱いうちにエンヴェレシーダを数滴垂らし、一瞬にして立ち上る芳醇な香りを楽しんでいただきたいです。

 

数滴垂らす程度ですから、アルコールが苦手な方にも試していただけますし、お酒が好きな方でしたらエンヴェレシーダの分量をもっと増やしてもいいかもしれません。

 

紅茶も焼酎も好きな方、何人にもおすすめしましたが、みなさん口を揃えて『これはいいね』と大絶賛です」

 

 

 

忙しい毎日だからこそ、紅茶でリラックス

『たとえ女王陛下が淹れて下さった紅茶でも、遠慮せずすぐに飲むのが礼儀』。これは、紅茶は淹れたてこそが大事だというたとえなのだそう。

 

「女王陛下がお席に着くまでお待ちしていたら、紅茶の香りも味わいもどんどん落ちてしまいます(笑)。それくらい、紅茶は淹れたての香りを楽しむものなんです」

紅茶の香りにリラックス効果があることは先に述べた通りだけれど、最近では、紅茶の香りがストレスを低減し、睡眠の質を高めることが筑波大学と三井農林R&Dグループの共同臨床試験で明らかにもなっている。

 

「アールグレイの着香に使われるベルガモットの香りは、天然の抗うつ成分と呼ばれるように精神的なストレスを緩和する働きや、安眠にいざなったりする効果があると言われています。ですから、アールグレイにエンヴェレシーダを2、3滴ちょい足ししていただく飲み方は、寝る前のリラックスタイムにもおすすめできます。

Cross section bergamot or Bergamot slice

もし、焼酎にこだわるように、茶葉にもこだわりたいという方には、渋みが少なくキレのよいスリランカ産のアールグレイがよりおすすめです。スリランカ産アールグレイとエンヴェレシーダのマリアージュは最高ですよ!」

 

さらに、紅茶好きな方には、紅茶の本場イギリスの名誉あるコンテストで金賞にも輝いた、鹿児島県生まれの国産紅茶『夢ふうき』とエンヴェレシーダのマリアージュをおすすめしたい。

 

「『夢ふうき』は、私どもの自家農園で無農薬栽培した茶葉を手摘みし、加工までを一貫して行っています。国産の紅茶にも美味しいものがあることを知っていただけたら嬉しいですし、エンヴェレシーダは渋みが少なくすっきりと飲める紅茶と相性がいいので、夢ふうきでしたら4〜5月に手摘みしたファーストフラッシュ(一番摘み)でぜひお試しください」

 

 

 

Tea Room ブルームスベリー

住所 鹿児島県南九州市知覧町郡13746-4
電話 0993-83-3963
営業時間 11:30〜17:00(※時短営業中)
HP 「薩摩英国館」http://www.satsuma-eikokukan.jp

 

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