【 連載 】教えて!リカー先生 その① 『麦焼酎の原料は麦。ではウイスキーの原料は?』

友だちが集まって持ち寄りパーティをすることになったコージ君(26)。スーパーで買い物をしていて、淡い金色のお酒を見つけました。何だろうコレ? ウイスキーのような色をしていますが、そこはウイスキーのコーナーではありませんでした。

コージ:リカー先生、このまえスーパーで金色のお酒を見つけたんです。最初ウイスキーかなって思ったんですが、そこウイスキーのコーナーじゃなくって…。そういうお酒ってありますか?

リカー先生:焼酎コーナーの近くじゃなかった?

コージ:そうです。棚の一番下には一升瓶がずらって並んでいて、その二段ぐらい上の一角に金色のお酒ばかり固めて置いてありました。

リカー先生:じゃあ、それは、樽貯蔵の本格焼酎ね。

コージ:焼酎ですか? 焼酎って透明じゃないんですか?

リカー先生:ほとんどの焼酎は無色透明だけど、本格焼酎の中には色が付いているものがあるの。

コージ:どうして色が付いてるんですか?

リカー先生:それは木の樽に入れて貯蔵されたから。樽貯蔵焼酎というのよ。

コージ:樽って?

リカー先生:ウイスキーを入れるのと同じ大きな樽よ。テレビなんかで観たことない? 今度写真を見せてあげるわ。

コージ:はい。そうか、あのお酒は焼酎だったのか。

 

 

リカー先生:本格焼酎には、麦、芋、米、黒糖といろんな原料のものがあるけど、樽貯蔵されるのは麦焼酎が多いわね。そういえばコージ君、ウイスキーは何から造られてるか知ってる?

コージ:ウイスキーは、…何だろう? 考えたことないです(笑。

リカー先生:ウイスキーにも種類があるので一概には言えないんだけど、ウイスキー発祥の地であるスコットランドのモルトウイスキーは大麦を原料としていて、麦焼酎と同じなの。

コージ:え、麦焼酎とウイスキーって、原料同じなんですか?!

リカー先生:そうよ、モルトウイスキーはね。ほかにトウモロコシなどの穀類を原料にしたウイスキーもあって、こちらはグレーンウイスキーというの。そしてモルトとグレーンをブレンドして造られているのがブレンデッドウイスキー。ブレンド比率は銘柄によるけれど、一般的な製品でモルト40%とされているので、その分は原料が同じと言えるのかな? 市場で圧倒的に多いのは、このブレンデッドウイスキーの方ね。

コージ:へぇ〜知らなかったです。

リカー先生:ちなみに、麦焼酎やウイスキーに使われるのは二条大麦という種類で、麦茶に使うのは六条大麦という別の種類よ。


(左:二条大麦  右:六条大麦)

 

コージ:なんか麦焼酎とウイスキーって似てるんですね!

リカー先生:でも製造方法は、だいぶ違うわよ。

コージ:製造方法ってぜんぜん知らないです。興味わいてきました。

リカー先生:じゃあ麦焼酎とウイスキーの製造方法を比較してみる?

コージ:はい。教えてください!

 

>>>教えて!リカー先生②へ続く

次回は 麦焼酎とウイスキーの製造方法。どこが違う?

 

 

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