発売30周年を機にリニューアルした『田苑ゴールド』。どこがどう変わったのか?(その2)

発売30周年を迎えた『田苑 ゴールド』が2017年9月「味もラベルもさらなる理想を求めて」リニューアルした。ラベルに迫った前回(その1)に引き続き、今回は、いよいよ、その味。どんな理想を求め、どう変わったのか。みていこう。

まず、その歩みをおさらい。

リニューアルした『田苑 ゴールド』。すぐにでも飲みたい気持ちを抑えて、まずはその歩みをおさらいしてみよう。

誕生は1987年。そもそもは、日本初の樽貯蔵麦焼酎『田苑 金ラベル』の小サイズ、スペシャルバージョンだった。

次の一歩を記したのは、発売から20年を経た2007年。エイジングスピリッツと呼ぶにふさわしい味わい深さを追求し、原酒のブレンド比率を見直した。同時に、3年以上の歳月をかけてじっくりと熟成させた原酒だけを使用することにした。芳醇な香りと優しい甘さを備えたまろやかな味わいは、こうしてできあがった。

 

さらなる理想、キーワードは「深み」。

さぁ、いよいよ、リニューアルしたその味。どう変わったのか、期待が高まる。長期貯蔵、樽貯蔵、音楽仕込みなど、田苑酒造ならではのこだわりは、そのままだ。その味わいはすでに完成された感があるだけに、あまり期待してはいけないぞ、と気持ちを抑え込んだ。しかし、それは徒労だと一瞬で気付かされた。

キャップを開け、グラスに注ぐ。黄金色の焼酎が小さく波打ちながらグラスを満たしていく。顔を近づけると、ほんのり甘い香り。バニラ? もともと芳醇だった香りが、バニラのような香りを携えていた。期待はますます高まった。そう、もっと期待していいのだ。

満を持して、口に含む。重厚で力強い味わいだ。それでいて、口の中に広がるのは、まろやかで深みのある味わい。のどに流し込んでも、その余韻が続いた。もうひと口、味わおうか、この余韻をしばし愉しもうか、迷うほどだ。どう変わったのかと聞かれれば、筆者は「いちだんと深みや厚みが増した」と答える。これを旨いと言わずして何を旨いと言うのか、と付け加えて。

 

おすすめはオン・ザ・ロック。

どんな飲み方がおすすめか。筆者の答えはひとつ。新しい『田苑 ゴールド』のすべてを愉しむには、オン・ザ・ロックしかないと思う。それも、ひとりで静かに飲みたい。この香りや味わいに身を委ねながら、『田苑 ゴールド』の〝深化〟に自分の人生を重ねたりして。グラスを重ねるごとに感じてきたことがある。これはもしかすると、我が道もまだまだ深められる、というエールかもしれない。

──完。

 

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