唐辛子やポン酢まで! 自宅の余りモノで作る漬け込み&即席焼酎アレンジ

いつもの焼酎の味にちょっと飽きたときにおすすめなのが、いろんな食材を漬け込んだり、混ぜ合わせたりして楽しむ“焼酎アレンジ”。

例えば、普段はホワイトリカーで作る漬け込み酒に麦焼酎や米焼酎を使ってみたり。はたまた、キッチンに常備している調味料を隠し味に加えてみたり。そこで今回は、漬け込み&即席で作れる焼酎アレンジレシピをご紹介します。

 

個性のある焼酎ほど意外なアレンジがマッチ!


教えてくれるのは、焼酎専門店「HAVESPI新宿店」のスタッフ、薄波大吉さん。こちらのお店は、焼酎約100種類が飲み比べし放題。さらに、種類豊富な割り材やトッピングも使い放題! 自分好みのオリジナル焼酎を作れるのはもちろん、薄波さんはじめ焼酎を熟知したスタッフから自由で新しい焼酎のアレンジを聞くこともできます。

「麦、米、芋などの焼酎はそのままの風味を好む人が多いですが、個性的な焼酎ほど意外な食材と合わせることで、思わぬハーモニーが生まれることも多いんですよ」と薄波さん。その“焼酎アレンジの達人”が今回考案してくれたのがこの5レシピ!

 

意外なほどウマイ! 焼酎アレンジレシピ5選

【漬け込み】りんご×麦焼酎

<作り方>
瓶の中に、麦焼酎を入れてスライスしたりんごと氷砂糖を入れる。

<漬け込み期間>
氷砂糖が溶けたら飲み頃。早ければ2~3日でOK!

<おすすめの飲み方>
ロック

「麦焼酎には洋酒っぽい香りのものが多く、りんごとよく合うんです。今回使った『田苑 金ラベル』は、オーク樽で貯蔵・熟成していてウイスキーみたいな味わい。これにりんごを漬け込むと、フランスで造られている、りんごを原料にしている蒸留酒「カルヴァドス」を思わせるようなリッチでフルーティーな香りを楽しめます。氷砂糖が入っているので、より口当たりもまろやかになって飲みやすいですよ。りんごはよく洗って、皮つきのまま漬けたほうが香りがよく出ます。梅酒のようにロックで飲むのがおすすめ」

通常のりんご酒ならホワイトリカーで漬け込むところ、あえて麦焼酎を使えばコクと風味がアップ。漬け込みも短期間なので、りんごが余ったらぜひ試してみたいですね。

 

【漬け込み】唐辛子×米焼酎

<作り方>
瓶の中に米焼酎を入れてお好みの量の唐辛子をそのまま入れて漬け込む。

<漬け込み期間>
2週間~1カ月程度

<おすすめの飲み方>
ソーダ割り

「クセが少ない米焼酎はパンチの効いた食材との相性が◎。唐辛子の刺激的な味わいを楽しんでほしいので、ソーダ割りがいいと思います。ピリッとした辛さを楽しめるこの組み合わせは、食中酒にもおすすめ。お好みでタバスコを入れて楽しんでください。唐辛子の最も辛い部分である内側の綿、『胎座』と呼ばれる部分までお酒を染みこませるために、漬け込みは2週間から1ケ月程度と少し長めに置きましょう」

沖縄のコーレーグースにヒントを得たというこちらの漬け込み酒は、辛党の人にぜひ試していただきたい一杯! エスニック料理とも相性抜群です。

 

【混ぜるだけ】ライム×ミント×黒糖焼酎

<作り方>
黒糖焼酎にカットライムとミントを入れ、グラスのふちにクラッシュした黒糖をまぶす。

「黒糖焼酎をモヒート風にアレンジ。黒糖焼酎は熟成されたラム酒の味に似ていて、お酒の雑誌でもたびたび『ジャパニーズクラフトラム』と紹介されるほど。原料もサトウキビと黒糖でよく似ている。グラスのふちにもクラッシュした黒糖をつけて、クラッシュアイスにするとより本格的です」

<そのほかのおすすめアレンジ>
コーラ×黒糖焼酎

ご紹介したモヒート風をはじめ、「ラムベースのカクテルを、黒糖焼酎に置き換えて作るのもおすすめ」とのこと。ラムよりちょっと深みが出て、より美味しく感じられます。

 

【混ぜるだけ】牛乳×泡盛

<作り方>
牛乳6:泡盛4の割合でグラスに注ぎ混ぜる。

「普段から泡盛が好きでよく飲むんですが、お気に入りの飲み方がコレ。泡盛の香ばしさがまろやかになり、さらに泡盛の甘みに牛乳がうまく合わさってすごく飲みやすいです。ほかの焼酎でも試しましたが、泡盛が牛乳との相性がいいですね。さらにパイナップルを加えても◎。パイナップルは、カットパインでもジュースでも缶詰でもOK。ほんのりトロピカルな甘酸っぱい味わいを楽しめます」

 

<そのほかのおすすめアレンジ>
牛乳×泡盛×パイナップル

泡盛が入っているのを忘れてしまうほど、まろやかな口当たりと優しい甘さでクイクイ飲めてしまう一杯。普段あまり泡盛を飲み慣れていない人にも、ぜひ試してほしいアレンジです。

 

【混ぜるだけ】ドライフルーツ×芋焼酎

<作り方>
芋焼酎5:お湯5の割合でグラスに入れ、そこに好みのドライフルーツを投入する。

「芋の独特の香りとフルーティーな甘さが一見ミスマッチですが、これがとんでもなく好相性。芋とドライフルーツの異なる甘みが喧嘩することなく溶け合って、そこにドライフルーツに凝縮された旨みが染み出てきます。とろっとした甘さと口当たりを楽しめますよ。水割りでもいいですが、お湯で割るとよりフルーティーで芋の香りもやわらいで飲みやすいです。これなら芋焼酎が苦手な方でも、美味しく飲めるはず。ドライフルーツならなんでもOKですが、特にパインやマンゴーが甘みがよく出ておいしいと思います」

時間経てば経つほど、ドライフルーツの甘みが出ておいしくなる一杯。ラストはお酒のしみたフルーツをデザートにして、最後の一滴まで堪能しましょう!

 

鍋のお供と焼酎の意外なMIX

今回ご紹介したアレンジのほか、お鍋の季節に合うこんな変わりダネレシピも。

「意外なものでいくと麦焼酎とポン酢も合う。ポン酢はスプーン1~2杯程度、水割りに入れたり、お湯割りにしてもおいしい。酒、酢、柑橘類、醤油などはよく鍋の味付けに使う調味料なので、よく考えれば合わないことはないんですよね。酸味のある出汁割りみたいな感じ。それと、レモンサワーに大根おろしを入れると、レモンの果肉感が増した食感になってなかなかイイ塩梅です」

聞く限りだとイロモノに映りそうなアレンジですが、どちらも薄波さんほか酒通が認めるおいしさなんだとか。ぜひともこれは、余った鍋の材料で試してみたいところ。

どれも自宅によくある手に入りやすい食材や調味料ばかりなので、手軽に楽しく、そしておいしく、いつもの焼酎をアレンジしてみてはいかがですか?

 

<取材協力店舗>

『HAVESPI SHINJUKU(ハベスピ新宿)』
東京都新宿区新宿3-9-9 新宿ワタセイ・タマビル6F
03-6457-7538
営業時間:平日17:00~23:00(22:45LO)
土日祝12:00~16:00(15:30LO)/17:00~23:00(22:45LO)
定休日:無休
※時間無制限3000円飲み放題
※料理持ち込み可能、買いだし自由