“パクチーすぴりっと”の パクチーを作っている畑を訪ねた。 その1

その畑は、鹿児島空港のほど近くにあった。

鹿児島県霧島市溝辺町。鹿児島空港のほど近く、山あいの細い道を何度か曲がった先に、その畑はあった。広さは、およそ1,800㎡。その一角にあるビニールハウス内で、パクチーは育っていた。訪ねたのは、2017年の4月下旬。その時は試作も兼ねていたため、パクチーを作っていたのはおよそ500㎡のみ。やがては1,500㎡がパクチー畑になるそうだ。

 

“パクチーすぴりっと”で使うパクチー。

田苑酒造が2017年6月に発売した“パクチーすぴりっと”。ここで育てられているのは、このお酒で使っているパクチーだ。

「何か面白い、みんなの度肝を抜くお酒を造ろう」という意向を受けた杜氏の岩元。「インパクトのある、パンチのあるお酒って何だろう? どんなお酒を造ればいいんだろう?」と考えあぐねていた。そんな時、偶然出逢ったのが、水餃子に入っていたパクチー。あの独特の強い香りと風味を、むしろ好んで食する人たちが増えて始めてきた頃だった。

岩元は「これだ!」と思い、生産者を探した。期待に応えてくれる農家はなかなか見つからなかった。あきらめかけていた時、これまた偶然、知人に紹介されたのが、ここで畑作りをしている有村啓太さんだった。

 

無農薬栽培へのこだわり。

有村啓太さんは鹿児島県で初めて、無農薬でイチゴを栽培したことで知られる。そして、現在も唯一、無農薬で栽培を続けている生産者だ。イチゴ以外にも作っている野菜は約100種類。そのすべてを無農薬で作っている。有村さんは無農薬栽培の定義に一家言持っている。

「農薬を使わないことだけが無農薬栽培ではありません。作物に病気や虫が出たら捨てる、というのも違うと思います。何が起きても、それに対処してこそ、無農薬栽培。私の場合は、作物の免疫力を高めるようにしています。」

有村さんがパクチーを栽培するのは、今回が初めて。試験的に育てているとき、病気が出たそうだ。その時は、どう対処したのだろう?

「かねてから付き合いのある鹿児島市内の納豆メーカーと共同開発した農業用納豆菌を使ってみました。ほかの作物で実績があったからです。パクチーでもうまくいきました。」

有村さんが「これならパクチーも無農薬でいける」と確信した瞬間だった。

コンパニオンプランツも試している。育てたい野菜のそばに植えることで良い影響をもたらす植物のことだ。パクチーに付く虫が嫌う作物を隣に植えようと、もっか実験を

重ねている。

“パクチーすぴりっと”の パクチーを作っている畑を訪ねた。 その2へ続く

 

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そのパンチのあるおいしさが、 麦焼酎として味わえます。
ご興味のある方はぜひ下記サイトをご覧ください。
→『パクチーすぴりっと』についてはこちらから

 

【特報】朝日新聞のデジタル版で『パクチーすぴりっと』が紹介されました!
こちらも是非ご覧ください。
→朝日新聞 記事『パクチー臭全開のスピリッツ 香り苦手な女性杜氏が奮闘』はこちら