『本格焼酎の日』にちなんだ都道府県別の意識調査で、鹿児島県のデータが群を抜いていた!

“焼酎=どこの都道府県?“焼酎愛飲者は芋の水割り好きが多い”など、焼酎に対するイメージを調べたデータがあることをご存じでしょうか? 今回はそのデータを整理してご紹介しちゃいます。特に目立った都道府県別の意識を調べたデータと、本格焼酎愛飲者のベンチマークを浮かび上がらせたデータを解説しながら、調査を実施された南九州酒販株式会社の日髙弘之さんのお話もあわせてご紹介します。

 

焼酎=鹿児島県”がダントツの71.5%

「今回のデータは、11月1日の『本格焼酎の日』にちなんで公開されたデータ『本格焼酎に関する調査2015』になります。調査は、2015年9月30日~10月5日の6日間にわたり実施いたしました。今回調査の対象としたのは、全国の20歳~59歳の、月に1回以上焼酎を飲む男女1,000名です」(南九州酒販株式会社/日髙弘之さん)

その1,000名の回答より、まずご紹介したいのは焼酎に対する都道府県別のデータです。この調査は一目瞭然の結果となりました。回答者1,000名への質問で“美味しい焼酎がたくさん造られていると思う都道府県”はどこですか?というものです(下図)。全体の67.7%が鹿児島県を挙げていますね。次いで高かった支持率は19.5%ですが、鹿児島県との支持率の差は3倍以上!すごい!!

また“焼酎と聞いてイメージする都道府県”はどこかを聞いたところ、全体の71.5%が鹿児島県を挙げました。次いで高かった支持率は26.6%。この質問でも、支持率の差は2倍以上という結果です。この結果の感想を調査元である南九州酒販株式会社の日髙弘之さんへお聞きしてみました。

Young friends having a drink together at the bar
■南九州酒販調べ

 

「九州の声が多すぎないように気を使ったんです」

「正直、驚きました。全国的に、焼酎より鹿児島県をイメージする人がこれだけ多いとは思っていなかったので。薩摩焼酎などはテレビやネットへの露出頻度が多いですから、そうしたことが要因なのかもしれませんが、結果には驚きです。実は、今回は回答者のバランスを得るのに気を使いました。私たちの地元である九州の飲み方の特徴を他地方と比較することもあり、九州地方の声が回答者として多すぎないように気を使ったんです。基本的には首都圏の声を取りたいこともあって、そこは少し多めにしてあるんですよ」

焼酎の蔵元が100以上ある鹿児島県にお住まいの皆さんは、日頃より本格焼酎を飲み慣れています。つまり、その九州地方の声が回答者として多くなることで、データを“全国的”と呼びにくくならないよう回答者のバランスに配慮されているわけですね。

それにもかかわらず、鹿児島県の支持率は圧倒的! データ上は10人中7人以上が“焼酎といえば鹿児島県”を挙げていることになります。次点の都道府県を支持した人は10人中2人前後。データに偏りが出ないよう注意されている点が、この圧倒的に支持される鹿児島県の声の多さをさらに強調することにもなりましたね。興味深いなあ。焼酎=鹿児島県のイメージは全国的に大変広く認知されているといえそうですよね。

テレビやネットの影響でトレンドとして他地方のイメージが広がったとしても“焼酎の王道は鹿児島県”と断言できる結果でしょう。鹿児島県の皆さん、そして鹿児島県出身の皆さん。今日はこのネタを肴に焼酎で乾杯しちゃってください。焼酎といえば鹿児島県!ということで、かんぱ~い!

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休日の夜は、やきとりをつまみに芋焼酎の水割り

「今回は焼酎エントリーユーザーや、これから焼酎をもっと飲んでみようという人の声をとりたかったという背景があります。だからあえて、焼酎マニアや酒類関係者向けの深ぼった質問を避けたんですよ。基本的で一般的な質問を設けることで、焼酎に対する一般的な意見やイメージを集めました」

今回ご紹介しているデータは、25種類以上のグラフなどにまとめられ、すでにネット上で公開されています。
http://satsumashochu.com/wp-content/uploads/2015/10/358a0ba9087a60cc183cc61c058b4dd5.pdf

そのデータより各質問でもっとも回答の多かった声を集めることでわかってきた、一般的な焼酎愛飲者のイメージを最後に紹介したいと思います。

“どのような(原料)の焼酎が好きか”を焼酎愛飲者に聞いたところ、最も支持された焼酎は芋焼酎(68.3%)でした。芋焼酎を水割りにし(52.4%)、やきとりをおつまみ(67.6%)にして飲む焼酎愛飲者が多いようです。ストレスを軽減させる目的で(59.2%)、休日に晩酌(49.4%)をするのが何より。なるほど。

では今夜は、焼酎愛飲者にならって、やきとりを食べながら芋焼酎の水割りをいただきますかね~。

Young friends having a drink together at the bar
■南九州酒販調べ

 

冷えた体をお湯割りで温めるという発想

 「鹿児島県では、決まった銘柄の焼酎で晩酌する人がすごく多いと思います。細かいデータを集められませんでしたが、そうした鹿児島県民は7~8割くらいの印象です。飲み方は、以前はお湯割りで飲む人が多かったんですが、最近は違ってきたようですね。それでも、鹿児島県では40~45歳くらいになると、今でもお湯割りで飲む人がすごく増えるんですよ。

ロックや水割りを好む人が増えてきた理由は、ビールをはじめとした冷たい飲み物を飲み慣れた人が増えたことや、お店でも家でも暖房が効いていて、飲む場所が温かいことで“冷えた体をお湯割りで温める”という発想そのものがなくなってきたことなどが関係していそうな気がしました。最近だと、今年の2月17日に東京の品川プリンスホテルで焼酎の大試飲会『2016鹿児島焼酎フェス in TOKYO』を主催したんですが、そこで37度や38度の焼酎をソーダで割った焼酎が人気を集めていたんです。冷たいお酒を飲む傾向は、焼酎も例外なくあてはまるようですね」

37度くらいの焼酎のソーダ割りかぁ。25度や26度の焼酎を水で割るのとはわけが違いますね~。水割りをやめて、せっかくだから今夜は焼酎のソーダ割りを試してみますか。誰を誘おうかな~。あ、そこはデータにならって、今日はウィークデーですが家飲みにしましょう。明日も仕事だし。

南九州酒販さんの調査結果では“悪酔い・二日酔いしにくい”点が焼酎の魅力であると回答している人が、全体の中で2番目に多いみたいですしね。よ~し、どんな焼酎を買って帰ろうかなあ~。

 

■取材協力
南九州酒販株式会社
http://www.nankyu.jp/